私がスカウトという仕事をやる理由

人間力を磨いて、信頼される人になるため」

 

少し大袈裟な言い方ですが

 

スカウトという仕事は本当に奥が深いし

人間力を磨くチャンスが多い職業だと思っています。

 

どんなことをしているのかというと

業務自体は至ってシンプル。

 

「女性にお店を紹介する」

 

それだけです。

 

 しかし「それだけ」のことをするために

様々な能力を身につける必要があります。

 

たとえば

コミュニケーション力

論理的思考力

調整力

傾聴力

提案力

などなど。

 

ざっと並べただけでもこれだけのスキルが必要です。

 

またスキル以外にも大切なことは沢山あります。

 

あいさつや身だしなみといった礼儀の部分はもちろん

どのような考え方を持って仕事に取り組むか、などなど。

 

とくにこの「考え方」をしっかり身につけることは

個人的に一番大切なことだと思っています。

 

なぜなら、この「考え方」次第で

お店や女性に信頼されるかが決まってくるからです。

 

どんな仕事も、いや、仕事にかかわらず人間関係はどんなことでも

この「信頼」があるかどうかが、相手との関係を良いものにするか良くないものにするかを決めると思います。

 

ママや売上者の方々も、容姿やスキル以前に、

この「考え方」の部分がその他大勢とは圧倒的に違います。

 

極端な話、

この「考え方の違い」が売上者であるかただのヘルプであるかを分けているのだと思います。

 

スキルなんて後からいくらでも身につけることができるし

礼儀に関してもやろうと思った瞬間から誰でもできます。

 

つまり

スキルも、礼儀も、そこにはある一定の「正解」があるので、

最終的には他者との差別化は図れないということです。

 

これが差別化として活きるのは

周りに礼儀や作法を知らない人が多い店や

そもそもそういったところに気を遣える人がいない店など

総体的に周りのレベルが低いときです。

 

「売上者とヘルプを分けているのは考え方の違いだ」と言いましたが

考え方というのは、誰でも同じように身につくものではないし

教えてどうこうというものでもありません。

 

「考え方」とは、自分の頭で考えることを繰り返して自分なりに養っていくものだと思います。

 

そもそも考え方とは

今に至るまでの過去の出来事への解釈や、各々の価値観によって形成されるものであって、正解も不正解もありません。

 

だからこそ他者との違いが明確に出ます。

 

つまり差別化できるということです。

 

この差別化を極めて信頼を勝ち取っていった人たちが、恐らくママであったり売上者の方々なんだと思います。

 

 

 

話が逸れたのでもとに戻します。

 

ホステスさんに限らず、スカウトという仕事もこの考え方がとくに大事だと思っています。

 

「人を紹介する」

たったこれだけのことをするために

要求されることは、実に沢山あります。

 

しかしそれは言い方を変えれば

それだけ人間力を磨くための要素がたくさん詰まっているということです。

  

だからこそ私は理想の自分に向かって

この「スカウト」という仕事を通して「信頼される人」になりたいと思います。